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雨の日の結婚式は縁起が良い?ジューンブライドで知っておきたい雨と結婚式の関係

誰もが憧れる結婚式。特にジューンブライドと言われる6月の結婚式は、一生の幸せが続くと言われており、日本でもこの6月の結婚式にこだわる方がいます。一方で、日本の6月は梅雨の真っ只中。ジューンブライドでの結婚式を躊躇する方もいます。
「晴れ(ハレ)の日」と言われるように、結婚式で雨はできれば降ってほしくないと思う方もいるようですが、実は雨が降るのは縁起が良いとも言われています。こちらでは、雨の日の結婚式の意味や縁起について詳しく解説します。

雨の日の結婚式

雨の日の結婚式が縁起が良い理由

なぜ、雨の日の結婚式は縁起が良いと言われているのでしょうか?これから結婚式を迎える方も、ジューンブライドを考えいている方も、ぜひ以下の理由を見てみてください。雨の日の結婚式の意味を知れば、むしろ雨の中での結婚式が楽しみになるかもしれません。

・雨は豊かな恵みの象徴

雨は古くから豊かな恵みをもたらすものとされてきました。農作物が育つためには雨が欠かせない存在であり、雨が降ることは豊作を意味します。そのため、雨をわざわざ望むほどでした。雨の日に結婚式を挙げることは農作物が育つように、今後二人の夫婦生活が豊かで実り多いものになるという縁起が込められています。

・神の祝福

多くの文化や宗教では、雨は神の祝福であり天からの恵みとされています。例えば、キリスト教では、雨は神の恵みを象徴し、清めや祝福の意味を持ちます。結婚式の日に雨が降ることは、神からの祝福を受けることを意味すると考えられています。また、神が二人が今後泣くはずだった一生分の涙を代わりに流し、その使いの天使が涙の雨に乗って、夫婦のもとに舞い降りるとも言われています。

・新しい始まり

雨は空気を清め、大地を潤す役割を持っています。雨の日に結婚式を挙げることは、二人の新しい生活の始まりを清め、リフレッシュするという意味があります。新たなスタートを切るにふさわしい天候とも言えるでしょう。

・困難を乗り越える力

雨の日に結婚式を挙げることで、困難を乗り越える力を象徴することもあります。「雨降って地固まる」というように、雨によって地面がしっかり固まるというこのことわざの考え方は、雨が降るという予期せぬ状況に対しても、困難に立ち向かう強さや絆を築くと考えられています。結婚式での雨を、ポジティブで前向きに受け入れることで、二人の絆が強まり素晴らしい夫婦生活のスタートとなることでしょう。

傘をさす花嫁と花婿

雨の日の結婚式の対策とアイディア

雨の日の結婚式は、実は縁起が良いとされるものであることはお分かりいただけたと思います。雨の日の結婚式を挙げるときに、よりポジティブな気持ちで捉えるためには、しっかりとした対策とアイディアが必要です。この日をさらに素晴らしいものにする雨の日の結婚式のアイディアをご紹介しましょう。

・屋内会場の選択

雨の日を考慮して、屋内会場を選ぶと安心して結婚式を迎えることができます。教会やホテル、屋内ガーデンなど、多様な選択肢があります。屋内の美しい装飾や照明を活かして、ロマンティックな雰囲気を演出しましょう。また大きなガラス窓がある会場なら、雨降る様子をあえて見せることで、よりしっとりとした雰囲気を演出します。

・雨にちなんだデコレーション

雨の日をテーマにしたデコレーションを取り入れることで、特別な雰囲気を演出できます。雨傘を天井や壁に飾ったり、レインブーツや雨粒をモチーフにした装飾など、雨にちなんだ可愛らしいアイテムを使って会場を飾り付けしましょう。例えば、透明な傘に花びらを散りばめたり、テーブルセンターピースに小さな水滴の装飾を加えることで、雨の日の美しさを引き立てます。またそのような演出は、他の結婚式にはないオリジナル性で溢れるものになるので、多くの人々の印象に残ります。

・フォトシューティング

雨を活かしたフォトシューティングもぜひ取り入れましょう。傘を使ったロマンティックな写真や、雨の中での自然なショットは、他にはない幻想的な一枚が取れるはずです。プロのカメラマンに依頼すれば、雨のたびに振り返りたくなる一生の思い出の写真となります。演出としては、水たまりに反射する二人の姿や、雨粒が光るシーン、相合傘の二人を撮影するのも素敵です。

・ゲストへの配慮

会場に来てくれるゲストが、雨の中で駆けつけても快適に過ごせるように、雨具の用意や移動のサポートをしっかり行いましょう。結婚式会場までの送迎バスの手配や、傘の準備など、雨の日は晴れの日よりもゲストへの配慮を徹底することが大切です。雨の日のために、ゲスト用のレインカバーや足元用のマットを用意することも考慮しましょう。

・雨の日の特別演出

雨の日だからこそできる特別な演出を取り入れるのも良いアイディアです。雨の日のことわざをスピーチや紹介に盛り込んだりすると、出席したゲストもその日の雨を素晴らしいものとして受け取ることができます。さらに、雨音をBGMにした演出や、雨にちなんだ詩の朗読、雨をテーマにした楽曲の演奏などを追加すれば、ゲストにとって印象深いひとときを演出することができます。

天井にぶら下がる傘

雨の日の結婚式を楽しむ心構え

結婚式の日に雨が降ることを前向きに捉えるためには、雨が降るかもしれない、と事前に心構えも重要です。雨の日の結婚式を楽しむための心構えについてご紹介します。

・前向きな気持ちを持つ

雨の日には雨の日の良さがあります。「雨の日は縁起がいいからラッキー!」と雨が降ることを前向きに捉えることで、結婚式がより楽しく忘れられないものになります。全てを思い出の一つと考え、楽しむ心を持ちましょう。

・柔軟な対応

天候はコントロールできない要素です。予測できないことに対して柔軟に対応する心構えが大切です。プランに余裕を持たせ、さらに予備プランを用意しておくことで、式の進行も心もスムーズに状況に対応できます。たとえ雨が降っても、他のプランに切り替えることで、ストレスなく過ごすことができます。事前にしっかり準備しておくことが、当日のストレスを減らしてくれます。

・二人の絆を深める

雨の日に結婚式を挙げることで、ゲストへの配慮やプランの変更などで、少々焦ったりバタつくこともあるかもしれません。しかしそれらの過程を乗り越えることで、二人の絆がより深まると言われています。式前はもちろんのこと、当日もお互いを支え合う姿勢を持つことで、結婚生活も素晴らしいものになるでしょう。

雨の日の結婚式の実例

実例1: 雨の中のガーデンウェディング
新郎のK.Mさんと新婦のN.Aさんは、6月の雨の日にガーデンウェディングを挙げました。事前に屋根付きのテントを設置し、雨でも安心して過ごせるように準備をしていました。さらに傘の形の小物を各ゲストの机の上に置くことで、ゲストにもこの雨の中での結婚式を楽しんでもらえるように工夫をしました。式中は、傘を使った演出やユーモアあるスピーチも相まって、他にはない結婚式だったとゲストの方々に言われて嬉しかったそうです。ゲストの席にはレインカバーを用意し、念のためタオルも十分に置いていたので、快適に過ごしてもらうことができました。

実例2: 雨をテーマにした屋内ウェディング
R.UさんとS.Hさんは、雨の日をテーマにした屋内ウェディングを開催しました。BGMや装飾に、雨音や雨粒、傘などを取り入れ会場を彩りました。ゲストからも好評を得ました。特に好評だったのはプロジェクションマッピングを利用して行ったゲスト向け演出だったそうです。また、帰り際に雨の雫の形をしたキャンディーをゲストに配るなど、梅雨のジューンブライドをさらに印象付けるウェディングによって、思い出になったそうです。

笑顔の花婿と花嫁

まとめ

結婚式の日に雨が降ることは、一見するとアンラッキーに思う方もいるかもしれませんが、実は豊かな恵みや神の祝福を象徴し、これからの二人にとっても縁起の良いものです。雨の日の結婚式の意味を知り、さらにゲストにも知ってもらうことで、間違いなく特別なものになることでしょう。雨の日ならではの工夫を取り入れて、素晴らしい結婚式を実現しましょう。そして何よりも前向きな気持ちと柔軟な対応で、雨の日の結婚式を楽しんでください。印象的で幻想的、そんな二人の雨の中での誓いが、新たな門出をより一層素晴らしいものにします。